音場図用音源とサウンド解説

毎週~毎月 サウンド解説などを掲載して行きます。
サイト下の古い掲載からリンク切れが多くなって行きます

リンク切れは YOU TUBE などで検索すれば音源は出てきます
昔は音質が良い物はあまりありませんでしたが
最近 高音質の物も多く出ています。


サウンドの批評については 
Mariah Carey - Hero などの優れたミキシングの曲で
GEQやPEQなどでチューニング設定された
音響システムを基準にしています。
PCに標準装備されているGEQなどでも ある程度の
チューニングは可能です。

サウンドにおいての基本的ポイントは 
メロディーが引き立つように 
ミキシングが工夫されているか 
例えば 
Snの音自体が単体で いくら良くても 
その曲において
Voも含めた他のパートとの音質などのバランスが悪ければ 
メロディーの良さを妨害してしまいますから
Snの音が良い事にはなりません。


音源が再生されない場合は
サウンド系設定 を確認下さい。





Comp(コンプレッサー)、Gate(ゲート) 実践
主に Kick音を使い 動画、音源で解説 (中~上級者用)



音質補正

Charice の リハーサル風景 
Aメロの繰り返しがTV番組のためカットされている行き違いでブレイクしていますが 
その後 のびのびと歌い上げています。 数ある動画の中でも優れた歌唱ですが
原版の音質が悪いので音質補正しました 聞き比べて下さい。

原版
charice listen at rehearsal italy show

音質補正 版
Charice-Listen





To Love You More
大まかには
200~250 と 630~800Hz カット、
余分な帯域を調整すると各楽器が はっきり聞こえてきます。
Vo 近接効果により ブーストしている所を補正
音質補正 版
Charice - To Love You More

原版
Charice - To Love You More/All By Myself (DF&F 2011) [DVD9]




数ある この曲(I Will Always Love You) 動画の中で一番優れた歌唱です。
原版の音質は悪くはありませんが 200Hzに一番こもりがあります。
音質補正 版
Charice- I Will Always Love You

原版
Charice Pempengco - I Will Always Love You (Live on Paul O'Grady)




And I Am Telling You I'm Not Going

音質補正 版
Charice- And I Am Telling You I'm Not Going

原版
Charice Pempengco -And I Am Telling You I'm Not Going




I Have Nothing

音質補正 版
Charice - I Have Nothing

原版
Charice I Have Nothing Live





PAの初心者でも
ボーカルはSM58 
楽器はSM57
のマイクを使用する事は
どこかで聞いた事はあると思います
どれほどの違いがあるか
この代表的な2つのマイクについて
音の聞き分けを行います。

SM57、58 マイクの聞き分け




弊社で トラック・ダウンした曲が試聴できます。
レコーディング 音源

この音源の大まかな
ミキシング 調整 過程を聴けるように
しましたのが Da16demo の音源で
下記の順に ミキシング されています。

ドラムの音から
バスドラ(Kick)の生音
バスドラ(Kick) 調整音
バスドラ(Kick)のエフェクト調整
スネヤ ドラム 、HH
タム 

ベース 

1st ギター
2nd ギター

キーボード 

管楽器 

ボーカル

コーラス

全パート 生音 と 
音質、エフェクトなど調整後 
との比較を 何回か 行なっています。

デジタルの場合 このように 瞬時に比較が可能です。


デジタルは 以前のアナログ機器より
遙かに 高音質での音作りが自由に行える利点があります。



Miley Cyrus: Goodbye
と下記を比較しますと
下記は 残響系EFが
最小限(ディレイ系 SE的な所は除く)
なので サウンド全体がタイトに聞こえます。
上記は 一般的によくある
残響系EFの かかり具合です。


Demi Lovato:

Get Back

Every Time You Lie

Skyscraper

Gift Of A Friend


La La Land



下記の2つの録音状態は良くありませんが 
歌が上手いので カラオケとは思えない 生きた音楽になって
それなりに聞き応えがあります。
サウンドが いくら良くても 演奏家自体が
生きた音を出さなければ 
このような録音状態が悪くても生きた音楽には
やはり負けてしまします。
∴演奏者が演奏しやすい環境(技術面と精神面)を作る事は
非常に大切です

I HAVE NOTHING-song title, Charice


Charice Pempengco 2


デジタル卓によるマルチ・トラック録音
I Have Nothing (JapanTv) (31/08/2011)

charice pempengco new 2011



Charice Performs "Note to God" Video


Charice is Live! Killed the 8 Bodyguards!


Glee Season 2 - Listen - Sunshine - Charice

Charice Sunshine Complete Glee Version Listen



As long as you're there Glee subtitulado en español

Charice 'As Long As You're There'


Charice [Sunshine Corazon] - As Long As You're There



ディスコ サウンドの弊害

ロック系 コンサートや ライブハウス などで
低音(Kick、EBass)を異常に強調するサウンドが
日本のライブ会場では主流となってしまっています
レコーディングでも増え始め 
このようなディスコ サウンドは 次のような音源の曲に対しては
ライブだけではなく レコーディングにも効果的です。

KARA - Jumping (ジャンピン)
編曲もディスコ サウンドに合い効果的になるよう良く考えられており
ディスコ サウンドがより効果的にミキシングされています。
韓国には日本より優れたミキシングの曲が多々あります。


MAX - Give me a Shake や MAX - GET MY LOVE 、MAX Seventiesなどは
ディスコ風サウンドが効果的な曲ですが ミキシングが中途半端で
サウンドに迫力がありません。
MAX / どんなときも。 は やや良くなっていますが 
KARA ジャンピンよりは 曲の編曲をあまり理解しておらず
ミキシングが中途半端なため単調でメリハリが無く かなり劣ります。



ディスコ サウンドは 
上記のように効果的な曲もありますが
最近のライブのように どの曲も このようなサウンドにしますと
低音を強調する事により 迫力があるように素人の方は感じる事ができ
ライブ会場で お祭り騒ぎをするには良いかもしれませんが 
KeyやGt などが担当する ハーモニー(和音)の流れの良さが
低音に打ち消されてしまい メロディーの美しさも半減し 
どの曲も同じような曲に聞こえてしまい
ただ煩いだけの曲になってしまいます。
これでは良い曲を生む土壌も失われ ますます音楽が魅力無い物になってしまいます。


次の2つの音源を比較しますと
1は2より Kick、EBass、Sn などが強調され
2は 各パートが1よりはバランス良くミキシングされています 
どちらが よりメロディーが効果的にきれいに聞こえ 全体のサウンドも良いか
聞き比べてみて下さい。

1、Charice-Listen を 音質、音量の補正無しで聴き


2、Charice Pempengco Listen TLUC2 4 4 09 HQ
をGEQで次のように補正し 全体音量を +10dBにしますとサウンドが整い
比較しやすくなります。



Charice 16歳11ヶ月の時
2009年4月 イタリアのTV番組で
Beyonce のListen をコピーした時の動画です。

リバーブ系EFが ほとんど かかっていません 
これにより 歌の細かいニュアンスが聞き取りやすくなっています 
歌の上手い人ほど オペレーターは自己主張せず
余計な事をしない方が 生きた音楽になります。
音楽を聴かず 音しか聴かないオペレーターは本末転倒です 
観客は音楽を聴きに来ているのですから。

リハーサル風景 
Aメロの繰り返しがTV番組のためカットされている行き違いでブレイクしていますが 
その後 のびのびと歌い上げています。 
この曲は名曲ですが 
名曲として聞かせられるには センスとテクニックが要求される超難曲です。
日本人で このレベルで歌い上げられる人は皆無です。 
charice listen at rehearsal italy show
400Hz を下げ 6.3K Hz近辺を上げると多少良いサウンドになります。
i will always love you - rehearsal

本番
Charice - Listen @ San Remo


Charice Pempengco canta I will always love you - Ti lascio una canzone TLUC

Chariceは
声質、ビブラート、リズムの切れ、センスなど 総ての面で優れており
今では世界的大物歌手も一目置く存在になっています。
マイクの使い方も非常に上手く 地声も圧縮されているので COMP系は使わない方が
音抜けも良くなります。


デジタル卓などデジタル化した機器は ノイズを食らい難いため
Voの高音を強調したミキシングが多く見られますが
Voの声質が上記の音源と比較すると
2K~3KHz が特にブーストされているため
Voに艶が無く硬く迫力の無いものとなっています 

Charice I Will Always Love You on Japanese 2011.avi

charice pempengco my heart will go on new 2011 HD

この2つは ライブ音源ですが 本人の調子があまり良くありません
この場合 モニターが悪い事も考えられます
ライブだけではなく
スタジオ レコーディングにおいても 
モニター環境が良くなければ 気持良く演奏する事はできないのは当然です。
スタジオ レコーディングでは ハウリングの心配が無く 
演奏者自身で各パートの音量調節が行えるため 
一見 問題無いようですが大きな落とし穴が色々あります。

Chariceのオリジナル曲ですが
Charice-In this song (with lyrics)
他の曲も 
1K~2KHz が特にブーストされているため
Voに艶が無く硬く迫力の無いものとなっています。



Whitney Houston - I Will Always Love You
この音源では KickとBassなど低音が弱目ですが
3:00 頃からのサビと

Charice Pempengco - I Will Always Love You (Live on Paul O'Grady)
のコピーを比較しますと 
Drのサウンドが Charice の方が効果的になっています
この場合 Drのサウンドに負けない Chariceの声質とも言えますし 

E.Bass に存在感があれば もっとVoに深みが出ます。

Charice Pempengco -And I Am Telling You I'm Not Going



Billy Joel Live"In Concert" at Tokyo Dome,Nov.2006
Billy Joel "New York State Of Mind"
ライブ録音ですがミキシングが良く まとまっています。

Billy Joel,Live at BBC,14th March 1978
New York State Of Mind / Billy Joel
Drは いかのも30年前の音の感がありますが
全体的には30年以上前のライブ録音にしては上質です。


JAZZ アレンジ
Mary Wilson New York State of Mind
EGtが他のライブ録音の物より良く聞こえます。


八神純子 Junko Yagami "NEW YORK STATE OF MIND"

日本人で最も上手いVoの一人です
上手いVoは 何かとミキシングも楽なのですが 
T・Saxは大きすぎ Pfのサウンド(音質、音量) 
基本的な全体的な音量バランスに難があり残念ですが
Voが上手いので 存在感があり
それなりに音楽としての聴き応えはあります。
思い出は美しすぎて/八神純子
この年代の録音では優れた方です。
1~1.25KHzを3dB下げると まろやかになります。


平井堅 New York State Of Mind
多少上手くても 地声事態に音の輪郭がはっきりしないVoは
存在感が薄く
このようなPf だけの単純な編成でも
工夫しなければPf に負けてしまうので 
オペレーターのテクニックの見せ所となり
Voがもっと上手いように聴かせる事も可能です。



アレンジ(編曲)、演奏者 共に 優れた曲は
ミキシングにも優れた物が多くあります
日米の そのような曲を比較しました。

Mariah Carey - Hero
優れたミキシングで 各パートがきれいに聞こえますから
編曲の良さを殺していません。
しいて難点を上げれば HHが大きい位です。


初恋/村下孝蔵
日本のポップス歌手には上手い人が少ないですが
この方は トップクラスのVoで 
Syn.音が多く サウンドは
日本の曲の中では 優れたミキシングの方ですが 
タムの処置が雑なのと
Snがうるさく 他のパートの邪魔をしているので
せっかくの編曲の良さが相殺されています。
音量を下げるか 3.15KHzをカットすると良好ですが 
日本のミキシングには ドラムに難がある物が多くあります。



AG(アコースティク・ギター)サウンド 

AGの音質は エンジニアがAGの生音を良く理解していないと 
腰の無いサウンドになってしまいます。


22才の別れ/風

YOU TUBE の中では音質が良い方です
AGが4台使われている
Voにエキサイターがかけられ 摩擦音(サ行など)が異常に大きく なっています
Voの 200~250Hzが少しモヤッているので ここを -2dB位にして エキサイターをー20%位にすれば
摩擦音の煩ささは軽減します


STAY

AG2台 Vo、Cho の編成による「ライブ録音」
現在2~3万円で市販されているデジタルMTRでも
適切に操作、調整すれば ライブ録音でも これ位のサウンドが可能です。 
Revを色々調整しエキサイター風な効果を出すテクニックもあります。
この音源は 192kbps です
kbps (kilobit per second) (キロ・ビー・ピー・エス)は数字が大きいほど高音質、高容量となり 
小さいほど 低音質、低容量 となりますが 
原音の音質グレードにより あまり大きい数字のkbpsに置き換えますと特に高音質
が悪化して聞こえる場合もあります。



新旧 ガールズバンド の比較例

PRINCESS PRINCESS  恋に落ちたら

PRINCESS PRINCESS- 世界でいちばん熱い夏

Highway Star    Princess Princess

M  PRINCESS PRINCESS
 Eric Martin コピー(デジタル)

20年以上前 アナログ録音しかなかった時代の音ですが 
4曲とも 音に艶があり 全体的にまとまりがあり比較的良いサウンドに仕上がっています
一番の難点は Tom の音作りとバランスを忘れ去られている事です 
Dr に疎いエンジニアは Tom を雑に扱う傾向があります。

SCANDAL   夢見るつばさ
デジタル録音による音ですが 
乾いた音なので サウンドにまとまりがなく 
各パートが ごちゃごちゃ鳴っているだけのように感じます 
近年のデジタル録音は 昔のアナログよりも 
ノイズは少なく 高音質のサウンドを作る事が論理的には可能なのですが 
エンジニアの技術が未熟なため  
サウンド的には アナログ時代より悪くなっている感があります。



HIMEKA 「果てなき道」  Sony Music
avex では出せない大人のサウンドになっていますが 
欲を言えば
サビ で音が厚くなると Vo が埋もれてしまっています 
これは Vo に対して 他のパートの音質、音量などの調整が
悪いため邪魔をしているためです 
マライア・キャリー 「恋人たちのクリスマス」
は Voの音質などの処置も良いのはもちろんですが
一見 編曲に無駄な音が無いため 
地味なミキシングのように聞こえますが 
Vo を引き立てるように工夫がされています 
特にChoの処置は日本のエンジニアでは聞かれない
グレードになっています。



音場図


灰色は 
イントロのみで使用


ランニング・ベース
ほどの動きではないので
リズム感をもっと出したければ
Kick を 3~5dB大きくしても
良い

























Our Song  Taylor Swift
ドラムのサウンドが良好です。
Sn の音量を-3dBにするか音質調整すると Voがもっと
はっきり聞こえます
この音質では これ以上 Snを上げると煩すぎです。


真夏の太陽  ROCK'A'TRENCH
まず サウンド以前に 
ドラムの音量バランス、サウンド が悪いのがすぐ分かるはずです
Snは聞こえず Kickもコンプ過剰でアタックが潰されているので 
ドラムの切れが無いサウンドになってしまっています。
全体的に
400Hz 付近の中音がカットされ サウンド全体が細くなって厚みが無い



PA、レコーデングに関わらず 
音量、音質、定位、残響 の調整がオペレーターにおいて重要になります
これらは お互い密接に結びついているので 関係を良く理解しているほど
良いサウンドを作る事ができますが 残念な事に これらを合理的に教えてくれる所は
ほとんどありません 
プロ達は独学(自己流)で解釈しているのが現状です。

もう1つ重要な事は 
曲の編曲(アレンジ)をどの程度理解できるかと言う事です。
編曲には色々な技やパターンがありますが 
オペレーターが それらの音の係わり合いを理解していないと
せっかく効果的な編曲をしても台無しになってしまいます。


星に願いを  flumpool   は編曲を良く理解できていないため 
各ラインの音が団子になってしまっているため メロディーが単調に聞こえてしまっています。


If I Never See Your Face Again  Maroon 5
 各ラインがメロディーに対して 上記の曲より良く絡んで聞こえます。



プロモーション ビデオ など 全曲 無料で試聴できる場合 
サウンドの質を 落としている場合が ほとんどですが 
A,B 2曲共に 試聴用ですので 
後から 音質が悪くなるような加工は されていません。

Voの音質に注目しますと
A は 2.5K~3.15 KHz がキンキンして 乾いた声になっているのに対して 
B は音質にまとまりがあり 声に艶が出ています。
A のように エキサイター 系 EF などの設定がまずいと 艶が無い音質になってしまいます。

A  Days (Original mix) - 浜崎あゆみ

B  Disturbia   Rihanna



MUSICO(登録料金無料) では 今 1曲 無料でダウンロードでき 
http://musico.jp/doc/dondon/index.html
OCN会員は3曲 無料でダウンロードできます。
http://musico.jp/doc/ocnsm08/index.html



Yahoo!動画 を利用しています
(Windows 2000/XP/Vista に対応
※MacintoshはYahoo!動画で採用している著作権保護技術(DRM)に対応していないため動作環境外です)
再生されない場合 使い方ガイド  を参照下さい。

Macにも対応した音源は次回 以降 掲載します。


30秒間 CMの後 曲が再生されます。
各曲は 配信終了日 以降は再生されません。

CM再生が邪魔の場合 
音楽系ソフトを使い 音をPCにダウンロードできます。



公開日:2008年6月18日
配信終了日:2008年8月31日
Victor

下記 3曲 色々特徴があります。
ミキシングの順位をつけるのも面白いでしょう。
 アレンジに応じてどのようにミキシングされているか
エンジニアの曲の理解度やセンスが分かります。


ジェロ 「海雪」(00:04:41)


ジェロ 「氷雨」(00:03:55) ブルース風 アレンジ


ジェロ 「夜空」(00:03:53) 16ビートでのアレンジ

上記3曲の中では 夜空のミキシングが一番優れています。

海雪と氷雨のEGtを比較しますと 
氷雨の方は 音が荒く 音量のバランスも中途半端になっています。
ブルース風であればストリングスを控え目にして EGtをもっと大事に扱い
前面に押し出す方が効果的です。


氷雨と夜空のドラムを比較すると 
氷雨の方の音質
特にTomが悪く 
音量も小さくなっています。


EGt や ドラム は演奏者による生音作りが ミキシングに
特に大きく影響されます。



配信終了日:2008年6月31日

MISIA 約束の翼
映画「僕の彼女はサイボーグ」主題歌

大編成の楽器が使われていますから 
これらを 難なく聞き分けられれば
ボップスにおける基本的な音色は理解していると言えます。

下記の be with you と 
基本的編成は似ていますが ミキシングは格上です。



下記の2曲を比較して 具体的にどのようなサウンドの違いなどがあるか検証して下さい。

日米のレコーディング技術の差が良く分かる一例です。


ホイットニー・ヒューストン 「ため息つかせて」(00:03:21)
「ボディガード」に続いて主演した映画「ため息つかせて」から
テーマソングとなったしっとりバラード
全米ナンバー1シングル


BoA 「be with you」(00:05:31)
映画「犬と私の10の約束」主題歌



レコーディング業界は 逸早く デジタル化され 
現在 ProTools HD3 が主流となっていますが 
それと共に 
エンジニアの質が変わり 
ProTools HD3 など ソフトの 操作、編集 能力が重視され 
肝心の サウンドに関する技術の低下が見られます 
特に avex は 質に難があり 
悪いミキシングの手本となるような曲が多数見られます。
BoA 「be with you」(00:05:31)
もその典型です。
思っていたより サウンドの違いが すぐに分からない方が多く 
改めて 驚いている所です。
プロのエンジニアを目指しているのであれば 
このような聞き分け能力は非常に重要です。

ホイットニー・ヒューストン 「ため息つかせて」(00:03:21)

BoA 「be with you」(00:05:31)

最近多いダンス系風なリズム形態となっており 
両曲とも バスドラムのサウンドが ほぼ同じ指向です 
この手の バスドラムの音は シンセドラム音のサウンドですが 
わざわざ生ドラム音を加工する場合もあります。



ホイットニー・ヒューストン 「すべてをあなたに」(00:03:56)
85年リリースのデビュー・アルバム「そよ風の贈りもの」から 
全米250万枚セールスのメガヒット!

スタンダード ポップス バラードの代表曲です。
アナログのマスターテープなので
高音の方にノイズが乗っています。

サウンド評:
欧米の曲には お手本となる サウンドが沢山ありますから 
これらの曲を使い サウンド チューニング を行なうと有効です。 
このサイトの サウンド評: も 試聴用 オーディオ セットを 
これらの曲を基準とした オーデーオセットで行なっています。
オーディオの環境により サウンドは大きく変化します 
また プロモーション ビデオ など 全曲 無料で試聴できる場合 
サウンドの質を 落としている場合が ほとんどですが 
これらは 多少加味する程度の評価となっています。


「すべてをあなたに」の サウンド評 ですが
アレンジも良く 楽器の数は以外と多いのですがミキシングのバランスが良く 
日本の曲に多い ごちゃごちゃ した感が無く 
非常に優れたサウンドになっています。
しいて言えば 
Sn.の音量が大き目で これ以上 大きくすると全体のバランスが崩れます。
(但し 160 Hz あたりが カット気味の オーディオ セットで聞けば この範囲ではありません)
ハーモニー 重視のミキシングであれば この曲においては 
Sn.を 3~6dB 下げるのが妥当でしょう。
Snは リズム重視かハーモニー重視 などにより 音量の許容範囲が 広いパートで
エンジニアのセンスがよく出ます。